プレゼンテーションでぶつかる壁 聞き手との距離を縮めるには?

ここから先は、ある程度プレゼン練習を積んでから読んでください。

そろそろあなたのプレゼンも、堂に入ってきたということでしょうか。
ここでは、プレゼンでぶち当たるであろう最大の壁と、そのクリア方法について言及しています。この壁を越えれば、あなたのプレゼンはまた一皮剥けるでしょう。
では、早速解決していきます。

さて。
距離感の話です。
説明自体はスムーズに行えている、けれど、なんとなく聞き手がノってこない、 という問題。この距離感こそが、プレゼンにおける最大の壁だと、少なくとも私は思っています。質疑応答などはリサーチでどうにでもカバーできますし、喋り自体は、練習でいくらでも上達します。

が、距離感。
この微妙な距離感だけは、先達のヒントがないと、なかなか縮められるものではありません。というわけで、この距離感を掴むために特に有効な手段を、一つだけ載せておきます。

漫才の呼吸を意識してください
というと、笑いをとるのかと勘違いされそうなのですが、そうではありませ ん。そもそも、漫才って、どうして面白いんだと思いますか? 例えばそうですね。基本的に、プレゼンは一人で行うものなので、一人で笑いをとっている人を考えてみましょうか。

TVでよく取り沙汰されている、接塚やっくん。誰?という場合は…… お手数ですが、ぐぐるかYouTubeで動画を探すかしてください(汗)そうしな いと、話が進まないので。

さて、あの人、なんで面白いんだと思います? 個人的な嗜好はこの際おいておくとして、とにかくウケてますよね。もちろん、ネタそのものが面白い、というのもあるとは思います。(プレゼンも仕掛けが重要ですし。)ただ、ネタだけであそこまではウケません。ちゃんとした、理由があるんです。わかりますか?

答えは、距離のとり方が上手いんです。
上手い、と言うより、むしろ近い。圧倒的に、観客に。物理的な距離も近いですし、何より、自分のネタに、観客を取り込んでしまっている。だから、精神的な意味でも、非常に近いんです。ゲームのインタラクティブ性にも通ずるものがあります。

そして、これと同じことをすれば、プレゼンも面白くなります。
つまり、プレゼンに聴衆をまきこめば良いのです。

で、実際問題そんなことが可能なのかという話なのですが、可能です。
方法は二つあります。
直接訴えかける方法と、媒体を使う方法です。

直接訴えかけるというのは、例えば、そうですね。「目を閉じて、XXを思い描 いてみてください」とか。あるいは、何らかの質問を投げかけてみるとか。先に言いますが、この直接訴えかける方法は、よほどの技量がないと危険です。だから、特に素人のうちは避けてください。

今回オススメするのは、後者の媒体を使う方法です。
例えばマウス。
今、あなたはこのウェブサイトを読むにあたり、右手もしくは左手でマウスを動かしていると思います。そのマウスが、突然あなたの手からサササッと離れ、ムクっと立ち上がり、瞬間煙に包まれ、ドンっという爆発音と同時に、身長15cmのメイド服を着た少女に変身し、「もっと優しく使ってよ!」と鈴のような声で叫んだら、 どう思いますか。萌えますよね。

ここでは、マウスという媒体いました。
もう、お分かり頂けたと思います。媒体を使うとは、そういうことです。
あなたが、直接人事の元まで歩いていくことができないのであれば、媒体を使って、近くに呼び寄せてしまえばいいのです。だからその意味では何かを実演・実験してみせる、というのもいいですね。空間ごと、あなたのペースにしてしまえ るわけですから。方法はいくらでもあります。

要は聞き手の着眼ポイント、というか視線を、一箇所に固めないでください。
ずっと同じ構図のカメラだけを見続けていたら、飽きますよね? ずっと一人の人間が棒立ちで喋るのを見ていたら、誰だって退屈と思って当たり前です。その意味でも、動画や絵、資料など、何かしら、話の小休止になるようなものを用意することが有効なのです。嫌でも、視線が動きますから。

つまり、基本は黒板授業のような距離。でも、時折、小石を投げてみる。遠く、 近く。遠く、近く。この間合い、テンポ。それが、退屈させないコツです。

あとは基本的なことですが、曖昧な表現は避け、きちんと相手の目を見て話すようにしてください。聞き手の視線を動かすということは、それだけ、あなたを見る時間を減らすということでもあります。その減ってしまった時間をカバーするためにも、しっかりと、相手の目を見るようにしてください。当たり前のようで、 意外とできていないことです。

自分が誰に話しかけているのか、なんのために、何を伝えるために熱い思いをぶつけているのかを、この辺りで、もう一度、思い返してみてください。
なぜ、プレゼンをするのか。
何を、伝えたいのか。
あなたにしか分かりません。

面接が終わった後にお礼の手紙を書こう

お疲れ様です。
勝負は、まだ終わりません。
そう、面接で燃え尽きないでください。いや燃え尽きても良いのですが、帰宅後にもう一手打つのを忘れないでください。もし、面接の手応えが十二分にあり、このまま何もしなくても絶対に受かるという自信があるのなら、敢えてこんなことをする必要はありません。が、そうでないのならお礼のメールを打ってください。
人事に。

そして、もし面接で醜態を晒したのであれば、その挽回を図ってください。どうしても言いたかったのに言い忘れたことがあるのなら、それを綴っても良いでしょう。どうせやるなら、サラッと済ますより、むしろ便箋10枚にひたすら熱い思い を書き殴り、敢えて封書で送るとか、とことんやったほうが良いかも知れません。 が、その辺りの裁量はあなたに任せます。
あなたは、プランナーですから。

ちなみに私は、メールでお礼を言うに留めました。単純に、面接の手応えが十分だったからです。行きたい部署も、しっかりと「シナリオ」と伝えられましたし。

あ。そう、「武器」を伝えるということは、つまり、自分が働きたい部署を主張することでもあります。この部署を上手く伝えられた自信が ないのであれば、帰宅後でも遅くないので、しっかりと(うざくない程度に)主張してください。でないと、特に大手だと、行きたくもない部署に飛ばされてしまう 恐れがあります。
くどいようですが。
基本的に、ゲーム業界、やったもん勝ち、言ったもん勝ちです。
最後の一手、創意工夫。忘れないでください。

敗者復活戦

希望がないと思っても、諦めないでください。
大丈夫だと思っても、気を緩めないでください。
常に謙虚に、しかし自信を持ち続けること。それが、勝ち上がるための何よりも自分との戦いに勝ち続けるための、唯一の生命線です。

さて。敗者復活戦の話をします。
落ちたら終わり、なんてそれこそ一般人の発想です。あなたはゲームプランナーです。どこまでも、それこそ0.0001%の希望にでも、喰らいついてください。

ある、一人のプランナーの話をします。
彼は、最終面接で落ちました。
が。その後、約一ヶ月に渡り、毎日、企画書を送りつづけました。
結果、特別採用。

小さな会社の話ではありません。特別大きな会社の中で、実際にあった話です。 悪足?いた奴は、勝てるんです。そういう業界です。努力根性気合ガッツ、それを地で行っている業界です。だからこそ、あなたは志すのですよね?(でないと、入ってから苦労します)

要は落ちたあなたは、落ちたかこそ魅せられる、プランナーとしての実力を、精一 杯、人事に叩き付けてください。それこそ拾われるまで。それが、あなただけに用意された、特設ステージです。

危機を好奇に変えることも、企画者に求められる、立派な資質です。ある意味、 何よりも求められる、資質です。予算・時間・技術的な問題、その他様々な都合で企画が「ダメ」になることは、これから数多く出てくるでしょう。そうなったとき、どうやって打開していくのか。
どうやって、より良い方向に転換していくのか。
その機転とバイタリティ。
それは、あなたが落ちたからこそ、人事に伝えられる可能性です。
最後まで、諦めないでください。

もし、それでもダメだった場合は。
そもそも、プランナーとしての実力が、根本的に足りていないということです。 修行を積んで、来年、改めて受け直してください。
具体的に修行を積む方法は・・・そうですね、一年ありますから。ゲームを、TVゲームもしくはPCゲームを、一本作ってしまうと良いでしょう。自分で、メンバーを集めるところから。

これは、実際にあった傾向ですが、いくら「新卒採用」「未経験者歓迎」を謳っているところでも、やはり応募者の中に経験者がいれば、そちらを優遇しているきらいがあります。
また、本当にゲーム制作を生業として食っていけるのか、あらかじめ試してみる意味でも、作ってみる価値はあります。

また、ゲームを作る傍らで、ゲーム業界事情・ゲームデザイン等に関しても、改めて、学び直してください。創りたいものを創ることは大事ですが、ただ自己満足のゲームを作っても、何の意味もありません。

それでも、どうしても希望が見えず、途方に暮れてしまいそうなのであれば。それでも、どうしてもゲーム業界に入りたいと言うのであれば悪いことは言いません。専門学校に入学してください。

一人でやっていく覚悟と度胸、また言い方は厳しいですが、現時点で実力がないのであれば、誰かに、それこそ半ば強制的に、底上げをしてもらうしかありません。
その意味で、アミューズメントメディア総合学院ほど強力な学校は、日本全国探しても他にありません。 繰り返しになりますが、それはもう熱い講師陣が揃っています。ただ、私は自分の創りたいものを考えたとき、方向性がずれたので辞めました。

辞めたのに。
今でも、先生方は、温かい言葉をかけ続けてくれます。一人で悩むぐらいなら、飛びこんでみるのも良いでしょう。

クリエイターを目指すあなたへ

ここまでを読んできたあなたに。それから、明日以降、クリエイタ一としての地獄を歩み始めるあなたに。

このサイトで話していることは、必要なテクニックとしてはほんの一部分、最低限。
初期装備でしかありません。
くどいようですが、この文章は踏み台でしかない、ということを忘れないでください。あなたが真に目指すべき未来は他にある。

思考は現実化します。
貪欲に、勝ちに行くことだけを考える。わき目を振ったら殺される。
それぐらいの気持ちで挑む一方、どこかで、「どうでもいい」「これで死んだら仕方ない」「天命だ」という余裕も忘れないでください。
自分のことだけでいっぱいいっぱいの人間に、チームを支えることはできません。
あなたはいずれ、リーダーになります。
描きたいものがあるのなら、必ず。
時代を巻きこんで。

さて。遅くなりましたが、この半年、くじけそうになる度に何度も助けてくれた戦友と、こんな親不孝ならぬ教師不幸な私に、いつも良くしてくださったアミューズメントメディア総合学院の先生方と、多くの先輩方と何度も裏切りそうになりながら、それでも信じてくれた最愛の君と、今、この一行を読んでくれている、もしかしたら、これから先会うかも知れないあなたにありがとう、と言いたいです。
できれば直接。

それから、この情報、広めてください。
もちろん無理にとは言いませんし、「広めるに値しない」と思ったならば、処分してくださってかまいません。
ただもし、少しでも、心動かされる何かが、あったならば。....こう言うとおこがましいかも知れませんが。

あとは……残念ながら、今は何もないですね。
続きは会ったとき、でしょうか。
願わくは、あなたと、あなたの大切な人たちに、素晴らしい風が吹きますように切に祈ります。

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