夢をかなえる方法!宝物を目指してどのように崖をのぼるか?

ちょっとイメージしてください。
今あなたは宝探しに来た冒険家です。
そう、昔映画で見た、あのワクワクするようなインディ・ジョーンズの世界です。
あなたは一人かもしれないし、信頼できる仲間といっしょかもしれませんが、手に持った古びた宝の地図を見ながら、木がうっそうと生い茂る深いジャングルの中を歩いています。

その地図によると、宝のありかまであともう一歩。けれども、しばらく歩くと行き止まりになってしまいました。
ふと、行き止まりになっているその壁を見上げてみると、あなたの目の前には目もくらむような高さの崖がそそり立っています。ゴツゴツとした岩が切り立った、まさに断崖絶壁。

宝の地図によると、どうやらその崖の上にあなたが今欲しい宝物があるようです。どんな宝物なのかは私には分かりませんが、それは「金銀財宝」かもしれないし、恋人や家族からの「愛」かもしれないし、親しい友人からの「信頼」かもしれません。

とにかく今あなたが一番「欲しいもの」や、形にはできない「何か」が、その宝箱の中にはいっていることをイメージしてみてください。

…イメージできましたか?
さて質問です。
「あなたはその宝物を手に入れるために、どうやってその崖を登りますか?」

「別に、危険を冒してまで崖を登ろうとは思わないよ。」
そうやって何もせずに、崖を登るのをあきらめてしまい、その頂上にある宝物を手に入れることを最初から放棄する人もいます。
冒険家としてはあまり良い選択ではありませんが、自分でそれが「納得できる」のであれば、それもひとつの答えです。
また、
「理屈なんかどうでもいい。とにかく、上を目指して崖をよじ登ればいいんだ!」
と、いきなりその崖にへばりついて、まっすぐ頂上を目指す人もいます。自分の手足に力を込めて、一心不乱にその絶壁を登り始めます。
まさに冒険家!チャレンジ精神が旺盛でとてもすばらしいことです。

けれども、何の準備もせずに無計画に崖を登るのはとても危険なことです。体力がなくなったり、または足を滑らしてしまったりして、滑落してしまうこともあります。
ちょっとした高さであれば打撲や骨折など、怪我をするだけですむかもしれませんが、もしある程度の高さまで登ったところから落ちてしまったら、致命傷になりかねません。
ではどうしたらいいでしょう?

小さな足場(階段)を作る

崖を登るにはいろいろな方法があるかもしれませんが、そのひとつの方法として、手に届く場所に小さな足場を作ったり、くさびを打ったりして、それをステップにして登っていくという方法があります。
これをちょっと現実の世界でも応用してみましょう。

例えば、「カフェをオープンする」という大きな目標(崖)があるとします。
残念ながらあなたはいま、手持ちの資金があまりありません。また、カフェをオープンするためのノウハウもまだ持っていません。ですから “今すぐに”カフェをオープンすることはできません。

では、カフェをオープンするには、まずなにが必要でしょうか?
最初に思い浮かぶのは、さきほど出た「資金」です。では、開業するためにはいくらぐらい必要なのでしょうか?
もちろん、場所や規模によって変わってくるとは思いますが、インターネットやカフェの開業本などでいろいろ調べたところ、だいたい1000 万円~程度の資金が必要だそうです。
すべてを自己資金でまかなうのは大変ですが、ある程度自己資金を貯めて、残りは銀行や公庫などの融資を使うということもできます。
※また、これは若干裏ワザですが、居抜き物件などを専門に扱う不動産業者もあるそうです。居抜きであれば設備投資をおさえることができるので、通常よりも安く開業することができます。

他にはどんなものが必要でしょう?
カフェをオープンしてお店を運営していくには、それなりのノウハウも必要でしょう。
集客や接客のノウハウ、取引業者との折衝やコスト管理などの、運営に関するノウハウなど。現場に出て学ばなければ、知ることのできないものもいくつかあるかもしれません。

こういったさまざまな条件や、クリアしなければならない課題をひとつずつ考えられる範囲で出してみてください。
さぁ、そこで質問です。
「あなたは今、何ならできますか?」
どこかで聞いたことのあるような質問ですね。そうです。あなたはすでにやることを知っています。
つまり、今自分ができる範囲内で、行動できることを始めるのです。
無理する必要はありません。自分が“必ず”行動、または実践できる範囲のもので結構です。

さて、先ほどのカフェの例に戻りますが、あなたはそのカフェをいつ開業しますか?具体的な日付を設定しましょう。
そしてその日付は、現実的な日付を設定します。1 ヵ月後や3 ヵ月後に開業したいと思っても、それまでに必要なものがそろわなければ、開業することはできません。けれども、1 年後、3 年後であれば可能かもしれません。
さらに具体的に、自己資金として用意する金額を設定しましょう。

場所や規模にもよりますが、1000 万円の開業資金が必要であれば、まずはその半分の500 万円を目標にします。もちろん、それ以上でもいいかもしれませんし、それ以下でもかまいません。そのお金をどうやって用意しますか?
会社仕事をしているのであれば、月々の給料から5 万円ずつ貯金をすることもいいでしょう。ボーナス時にはいつもよりも多めに15 万円をプールします。
そうすると、3 年後に開業するのであれば、
50,000 円×36 ヶ月+150,000 円×6 回=2,700,000 円
で、3 年間で270 万円の資金を貯めることができます。

目標金額まで、あと残り230 万円必要です。
もし、月曜日から金曜日まで会社仕事をしているのであれば、週末に自分の気に入ったカフェでアルバイトをしてみるのもいいでしょう。
その場合、仮に時給が900 円だとすると、
(時給900 円×8 時間)×2 日=14,400 円
14,400 円×52 週=748,800 円
748,800 円×3 年=2,246,400 円
週末のアルバイトだけでも、3 年間で約200 万円を稼ぎ出すことができます。

多少足りない分もありますが、なんとかなりそうな気がしませんか?
(もちろん、これでは週休0 日になってしまいますので、アルバイトする日を休日2 日ではなく、平日に分割したりするのもいいかもしれません。)
さらにカフェでのアルバイトでは、カフェを運営するためのノウハウを学ぶこともできるかもしれません。

「でも、それってただのアルバイトでしょ?」
確かにそうかもしれませんが、ここで重要なのは「何のためにアルバイトをするのか?」ということです。
あなたは、ただ「遊ぶためのお金」を作るためにアルバイトをするのではなく、自分自身の理想のカフェを開業するためにアルバイトをしているのです。

そういう目線でカフェの仕事を見ると、今まで気づかなかったいろいろなものが見えてきます。
私はよく「アンテナを立てる」という表現を使いますが、「理想のカフェを開業する」というアンテナを立てると、それに必要な情報が自然に入ってくるようになります。
オーナーや店長はどんな仕事をしているのか?スタッフのモチベーションをあげるにはどうしたらいいのか?さらには仕入先の開拓や、リピーターを増やすための効果的な宣伝や接客方法など、ちょっと意識してみるだけでさまざまな情報が入ってくるはずです。

これは、あくまでも一例です。「カフェをオープンするためにアルバイトをしてください」ということを言っているわけではありません。
そのために「今」何ができるのか、何から始めるのか考えて欲しいのです。

小さな足場とは?

何かを実現する人は、必ず最初の一歩を踏み出しています。それはとても小さなものかもしれません。
けれども、思い悩んでいるだけではなく、その小さな行動を起こすことで、確実にその一歩を踏み出したことになるのです。
ゴールを決めて、その崖を登るための計画をたてて、そしてルートを決めて手の届く場所に小さな足場を作る。」

崖を登るための小さな足場(ステップ)とは、“今できる”そのほんの小さな行動のことを言うのです。

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