ゲーム業界に入るなら専門学校に入るべき?そのメリットとデメリット

ここでは、まずゲーム 業界へつながる門を紹介し、次に、それぞれの門のメリット・メリット、そして最後に各門の開き方を説いていきます。

では早速、門の紹介から。門は二つあります。いわゆる表門と、裏門です。ここで勘違いしないで頂きたいのは、必ずしも「表門=実力主義・正攻法」、「裏門=コネ・金・卑怯」ではないということです。詳細は後述するとして、ひとまず概要を。

裏門とは、日本に2校こかない、マトモな、専門学校のことです。とりあえず、「何をおいても」「どんな手を使ってでも」?「とにかく業界へ!」 という人には、一番確実な門だと言えます。学費などの諸雑費に関しましても、根性と体力に自信が……というより、根性と体力が「ある」 のならば、通うことは可能です。

対する表門は、文字通り正面突破です。企業の門をいきなり叩く。どちらかと言うと、私はこちらをオススメします。楽ですから。コネや金を集めるのに腐心するより、単純に表門を使うほうが、さまざまな面で楽……というより、効率的なので、 こちらをオススメしています。実際、2年も専門に通わなくても、業界に入るだけなら簡単にできます。(そして業界に入ってしまえば、ふつうの専門の2年分の力リキュラムなんて、半年で身に付きます。学費を払うどころか、給料を頂きながら。)

従って当サイトでは、特にこの表門をくぐる入る方法に重点を置き、余す所なく記載しています。

ちなみに、この方法を使った私の友達は、全員ゲーム会社に、しかも大手に、一発で合格しています。一人残らず、です。
ここでは裏門について解説しています。表の門は次のリンクからお進み下さい。
専門学校に行かないでゲーム業界に入社するメリットとデメリット

裏門

ようこそ裏門へ。あれだけ表門をすすめたのに真っ先に裏門へ来るあなたは、ある意味大物ですね。さて、先述の通り、裏門とは、日本に2校しかない、とある専門学校のことです。もしあなたが、「どうしても」「どんなことをしても」「どん な手を使ってでも」、とにかく業界に入りたいと言うのであれば、この専門学校へ入学するというのは、非常に有効な手段です。

というのも、トップレベルの成績さえ収めていれば、よほどの問題をしでかさない限り、まず間違いなく大手に就職できます。(業界に入りたいだけならば、トップでなくとも9. 9割型就職できます。)

最近は新聞奨学生制度(=新聞配達をしながら学校に通う。宿舍や食事も保障されます)というものもあり、ド根性と体力さえあれば、学費を払えずとも、中で学ぶことは可能です。悪くない門だと思います。ひとまず、興味をそそられた方は、 こちらをご覧下さい。

■ アミューズメントメディア総合学院
私がリサーチにリサーチを重ねて、やっと見つけだした専門学校です。ダラフィックやプログラムならともかく、企画コースが熱いと断言できるのは、この学校だけです。日本全国探しても。

目を見張るべきは、やはり「業界続就職率100%」という実績です。もちろんこれには理由があります。それは……って、私が書くまでもありませんね。コネです。ホームページに書いてあります。

とにかく、作らせてくれるんですね。ゲームを。入学後わずか3ヶ月で、いきな り実制作に入らせてくれる。こんな無茶苦茶な学校は、日本全国探してもこの1校だけです。たった2年のカリキュラムで、計3本ものゲームを制作することができます。つまり卒業する頃には、あなたは立派な「経験者」になれます。基本的にゲーム業界は常に人手不足ですから、「経験者」になりさえすれば、とりあえず何処かには就職できると考えて問題ないでしょう。他にもメリットは多数あるので、特に重要な部分だけ挙げてみます。

①現場と同じ条件下で、しかも自分ディレクションで、自分の企画を、制作 発表、さらに売り込みまで行うことができる。
……業界に入ったら、少なくとも向こう数ヶ月?数年、自分のゲームを作るということはありえません。まずは、他人のアイディアを形にする作業に従事することになります。その意味で、とくに若いうちに自分の企画を実現しておけるというのは、非常に大きなモチベーション維持になります。

もちろん、単に「自分の企画を実現する」という意味では、同人活動も同じです。が、その内実は全く異なります。
そもそも同人活動には、基本的に、締め切りというものがありません。マネージャーもプロデューサーもいません。プレゼンで上司を説得する苦労もありません。a版、β版を提出する必要もありません。専用サーバーでデータのやり取りをすることも、まあないでしょう。

それに対し、専門には、そういった現場と同じ環境が、全てそろっています。 機材から鬼上司から思うように動いてくれないスタッフまで、全てです。ごまかしは一切効きません。修行の場としては、願ったりかなったりの好環境 です。

ただし、一つ注意だけしなければならない点があります。
これは年度にもよるのですが、例えば、その年の企画の人間が30人、プロ グラムが25人、グラフィックが25人だった場合、必然的に、少なくとも5人は企画があぶれる計算になりますよね? そうなった場合、どうするのか。 文字通り、実力(この場合は特にプレゼン)で勝負し合い、負けた者は、他の企画のサブにつくことになります。

学校とは言え、要は実力社会。入ってしまえば業界と変わりません。変わりませんので、逆に、サブについたものがメインを喰ってしまう、というケースも多々あります。
また、制作の機会は、一年次夏、一年次冬、ニ年次春と、三回あります。 負けた者にも、ちゃんと敗者復活の機会が用意されている。面白いですね。 学校のカリキュラム自体が「ゲーム」になっている。つまりあなたは、日々 ゲームを体感しながら、ゲーム制作に打ち込めることになります。生粋のゲ ーム狂にはたまらない場所と言えます。

② 根性がつく。
……という訳で、制作を経験すれば、必然的にタフになります。まとうオ一ラすら変わります。自ら企画し、スタッフを集め、そのスタッフ全員のスケジュールを管通し、雑務全般も一人でこなす訳ですから、自然と気風がリ一ダーになっていきます。

また、制作の一連の流れを把握することにより、ある種の免疫もつきます。 不安がなくなり、自信がつく。少なくとも業界に入ってから「入る業界を間違えた」と思う可能は、限りなくゼロに近づきます。

③ 仲間ができる。
当然あなただけではなく同期生は、皆、卒業時には業界人。先輩も多いはずです。あなたは卒業と同時に、多数のコネクションを手に入れることになります。

④ 卒業後また転職することになっても、就職難に陥りにくい。
例えば、入った会社が肌に合わない、というようなことになったとき、新しい会社を紹介してもらえたりします。

⑤ 多数のツールの使い方が身に付く。
あなたがどれだけ機械オンチだとしても、『Word』『Excel』.『PowerPoint』『Photoshop』は、確実に使える、いや使いこなせるようになります。それはもう使わないと仕事になりませんから、嫌でも覚えます。 その他にも、3D関連ソフト.サウンド系ツール.カメラや編集機材、さらにそれぞれの分野のスペシャリストが少なくとも2人以上いるなど、大抵のことはやれる環境が整っています。

また、一応、「ゲーム」の専門学校ということにはなっているのですが、中には自主制作映画を撮って、アニメの制作進行管通職に就いた、なんて人もいます。結構います。折角高い学費を払うのですから、設備は大いに利用し、 自分の方向性を模索していきましょう。

⑥ ゲーム機やゲーム、関連書物を借りることができる。
PS3、Wiiなどの最新機種から、ファミコンなどの古いハードまで、 そしてそれに対応した各種ソフトを、手続きさえ踏めば、いつでも、自由に借りて遊ぶことができます。ある種、図書館のようなものです。ゲームや映像関連の書籍も多数取り揃えられています。参考資料に事欠くことはありま せん。

⑦高学歴社員より遥かに厚遇される、こともある。
単純に考えて卒業時には「経験者」ですから、何の経験もない大卒者 より、良い値で買い取られる……もとい、企業側からスカウトされることがあります。かく言う私も、某国民的スポーツゲームの制作会社からお声がか かりました。(第一志望ではなかったので、僭越ながら、丁重にお断りさせて頂きましたが。)他にも、アーケードゲームなどで超有名なS社(拠点が新宿じゃないほう)から、入社初年度にいきなり年収400万という話を頂いた先輩もいます。

ただ、野球のドラフトと同じで、必ずしも意中の会社から声がかかるとは限りません。まず実力がないと無理です。無理ですが、熱意をもって中の講師陣に訴えつづければ、そして相応の努力をしつづければ、紹介・派遣くらいは、してもらえるはずです。そこは、あなたの頑張り次第です。業界柄、 アグレッシブな者が上に行くのは必然です。

大体こんなところでしょうか。これだけ見ていると、「じゃあ皆専門に行けばいいじゃないか」と思えてくるのですが、その前にデメリットも記載しておきます。

【デメリット】
① 学費が高い。
2年で約300万かかります。通うと決めた際は、自分への投資だと割り切りましょう。ちなみに300万用意できずとも、新聞奨学生制度などを使えば、まかなうこと自体は可能です。可能ですが、はっきり言って相当厳しいです。よほどタフなければ、心身ともズタボロになります。少なくとも私には無理です。だからあまりオススメできません。国の教育ローン(=いわゆる奨学金です)を使うという手もありますが、一人につき借りられる限度額が100万までと決まっているので、結局残り200万は、バイトなどをして稼ぐことになります。

ただ、あなたによほどの才能があり、且つそれを一年次の間に周囲に認めさせることができるならば、上月財団(KONAMIの会長の財団)の奨学金(50万)を活用する・学校側に交渉して学費を免除してもらう、などという選択肢も出てきます。
が、どちらにせよ初年度の150万……100万は国に借りれば良いとして、 残り50万だけは、どうにか工面するしかありません。一応事務所に申し出れば、分納という形は認めてもらえるようなので、月5万円X10ヶ月で支払うなど、ここだけは自分なりに工夫してみてください。もちろん、通うならの話です。その価値があるかないかは、自分で判断してください。私個人は、あると思ったので入学しました。

② 「専門上がり」というイメージがつきまとう。
特に私がいたようなお堅い企業では、「専門=専門バカ」というイメージが先行していて、偉い人になればなるほど「専門なんて」という顔をします。実際、「専門=狭い=広い見識に欠ける」と思われてしまうのは、無理からぬことなのですが、そうした理不尽な先入観をもたれても、あなたが 耐えられるかどうか。それが問題です。
まあ、言わなきゃいいだけな んですけどね。聞かれてしまうものはどうしょうもありません。強く生きてください。

③レベルの高低差が激しい。
中の学生の話です。なるほど「専門上がり」というイメージが先行してしまうのも頷ける程度には、います。問題児。人の話を聞かないオレサマとか、クリエイタ一じゃないむしろプレイヤーとか。

ただ、それは何処の世界に行っても同じことですし、何より、ふつうは自然と淘汰されていきます。だから気にしなければいいだけの話です。話ですが……正直けっこうなストレスになったので、記載しておきます。木鶏のごとき泰然自若を手に入れるのは、なかなか至難の業です。

④講師の趣味っぽい授業が多い。
良くも悪くも、「講師の趣味」「講師のワン.オン.ステージ」といった雰囲気の授業が多いです。特に、一年次後期以降のカリキュラム。極端に熱血だったり極端にマニアックだったりする各人の授業を、面白いと思えるかどうかは、正直、あなたにかかっています。つまり、結構な勢いで博打です。だから、事前に体験授業を受けてみると良いかも知れません。

ただ、この学校の良いところは、正当な理由をもって訴えれば、生徒の意見がダイレクトに授業に反映される、ということです。要するに、どうしても「これはムリ」と思って耐え切れなくなったら、変える努力をすればいいだけの話です。もしくは、割り切って内職するとか。もっとも私個人は、内職の推奨はしませんが。そんなことをしても、学費と機会の無駄でしかないので。

⑤ 極端に厳しい。
わりと頻繁に、「努力とか根性でどうにかなる次元じゃね一よ」という量の課題を出されます。実力で対処してください。

⑥ 趣味に費やす時間が、ほぼ消える。
特に制作期間中は、ろくに本を読む暇もなくなります。あの忙しさ は正直業界の中の方が、まだ幾分マシかも知れません。アウトプットばかりを強いられるので、よほど能率的に立ち回らない限り、精神も才能も磨耗してしまいます。少なくともゆとりがなくなるのは間違いありません。余談ですが、制作期間中に彼氏彼女と別れたという話は、例年後を絶ちません。

以上です。
これらメリット.デメリットを踏まえ、両者を天秤にかけよく考えた上で、それでも「専門学校を利用しよう」と思ったならば、門を叩いてみる意味はあるでしょう。 実際、専門に入れば、業界に入ったも同然ですし、それはもう至れり尽くせり面倒をみてくれます。

ただし、それは専門を卒業した後も同じこと。
良い意味でも、そして悪い意味でも、「一生繋がりを絶てない」ことを覚えておい て下さい。あなたの「専門学校卒」という履歴は消えません。休日の説明会の度に呼び出され無報酬演説を強いられたり、それでなくとも何かにつけて恩師面されるのが嫌だ、という場合は、悪い意味ではなく、冷静に考えたほうが良いかも知れません。

逆に、あなたが「恩師のためなら!」「可愛い後輩のためなら!」という、良い意味でお節介な気質なのならば、願ったりかなったりの好環境だと言えます。卒業生の大半は、こちら側の人間です。実際、良い学校なのは確かです。昔ながらの熱血講師が揃っていますし、楽しいです。決して大げさではなく、実の子供のように目をかけてくれます。だからこそ、怒るのも褒めるのも本気。理不尽な目に合うことも多いですが、親子だと思えば腑に落ちるでしょう。

とにかく「何がなんでも業界へ入りたい!」「そのためならどんな障害も厭わない!」 と、言うのであれば、非常に有効な手段です。くどいようですが、「入学=業界への切符」ですから。自分の特性をよく考えて、ご検討ください。

それで入学方法ですが、一応、入学試験……というか、最低限の書類審査(自己PR と作文)はあるのですが、特に対策は必要ないでしょう。むしろこの書類審査すら落ちるようならば、進路について考え直した方が懸命です。というのも、専門学校は、あなたのやる気を見て、入れるか入れまいかを決めているからです。要するに、今実力がないからと言って、心配する必要はまったくないということ。熱意さえ伝えることができれば、あなたは、あなたでいるだけで受かります。

それでも、どうしても受かるかどうか心配だ、というのでしたら、一度、願書を提出してしまう前に、恵比寿の学校まで足を運んでみると良いでしょう。百聞は一見に如かず。大体雰囲気もつかめるでしょうし、何より、担当講師に見込まれれば、 直接理事にかけあってもらえるかも知れません。もちろん、あなたの入学をです。(その辺り、非常に融通の利く学校です。懐の深さは半端ないです。)

では、夢に向かってがんばってください。
一日も早く、あなたが業界入りすることを祈っています。Good Luck!

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